一筆参上 from T-補綴. jp


「イチゴ」
皆さん、はじめまして。修練研修医の岩崎瑞紀です。
昨年、入局祝いに先輩からイチゴの水耕栽培キットをいただきました。なかなかタイミングがなかったのですが、今年の6月新しい医局に引っ越しをした際に、窓際で育てようと思いペットボトルに種を蒔きました。通常は2~3週間かかるようですが、1週間で芽が出ました。それからは早いもので、どんどん成長し、花が咲き、たくさん実がなりました。まだ色がついていないものを含めると50個ほどでしょうか。ただ小指の爪ほどのサイズのものばかりです。赤くなった実に鼻を近づけてクンクンかぐと、たしかにイチゴの香りがします。小さいけれどこれがこの品種の特徴なのかな、と思い、収穫して食べることにしました。潰さないようにそっとイチゴを水で洗い、味わうこと数秒、たしかにイチゴの味はするのですが、物足りない。ネットで検索すると、なんと同じキットで栽培しているのにお店で売っているようなしっかりとした実がなっている人がいました。原因を調べていくと、肥料が足りないことと、花が咲いたら同じ茎についている他の花を切って間引く必要があったようです。
医局にはほかにもサボテンを種から育てたり、コケを育てたりする先生もいます。芽が出て、成長していく様子を見ると癒されますし、植物の調子が悪くなると、そのたびに鉢をかえたり、支柱をたてたり試行錯誤していて、とても楽しいです。いただいたキットのイチゴの種がまだ余っていますので、また時期がきたら大粒を狙って挑戦してみたいと思います。