一筆参上 from Tー補綴.jp


「マイレッジプログラム」
 教授同士の会話に,「昨年度は何回搭乗したか」というのをよく聞く.航空会社のマイレッジプログラムのどのステータスが取れたかということを話しているわけだが,もう一つは飛行機に何回乗ったことがその人がどの程度中央に呼ばれ,仕事をしたということかも知れない.しかし,それは我々の本分の教育研究とは直接関係しない学会役員活動をしたことにしか過ぎない.とはいうものの,この私もそのプログラムの恩恵?に属し,あるいは過去にその取得に必死になった一人である.
 マイレッジプログラムのステータスにはいろんな段階があるが,まず目指すのは1年間に50回以上の搭乗で,次年度1年間に専用のチェックインカウンターや保安検査場,ラウンジを自由に利用できるサファイアという資格である,これを1回達成し,ある一定の費用を払う特別の会員(JALではJGC,ANAではSuper Flyersという会員資格)になれば,会費を払っている期間は,その後あまり搭乗しなくてもほぼ同じようなステータスが継続できるシステムになっている.実は私はその両方のメンバーであるが,本学で両方のメンバーを有しているのは数少ないであろう.徳島―東京便はJALが主体だが,ANAが往復6便あったときに全ての航空便をANAに集中し,やっとの思いでSuper Flyersを取った記憶がある.
徳島―東京便を普通に使う限りではこのステータスの恩恵はほとんどないが,非常に混んでいる新千歳空港などの大きな空港や海外の空港の利用では,非常にスムーズにチェックイン,ラウンジ使用,キャンセル待ちなどができ,少ないストレスで飛行機の利用ができる.徳島は人口の割に大企業があり,このステータスを持っている人の割合が他の地方都市に比べて多いという.このステータスは,提携している海外の航空会社のステータスと共有できる.ステータス取得後にはそれほどの乗らなくなったANAであるが,ANAはスターアライアンスという世界最大の航空会社群を形成しているため,海外へのアクセスが悪い徳島では海外出張の時には非常に役に立つ.今回の韓国出張も福岡―仁川ではスターアライアンスグループのアシアナ航空を使用したので優先搭乗やラウンジを使用できた.国内のラウンジは,飲み物とお菓子がおいてあるだけであるが,国際線のラウンジは食事が自由にできるようになっている.ただ,酒の飲めない私には悔しい話ではあるが,酒飲みには無料でビールやウィスキーが飲めるので堪らないかも知れない.
 今年度で主な学会の役職が終了するので,来年からは搭乗回数が激減し,スタータスを維持できないはずであるが,ただその未練は全くない.本来の研究に邁進し,その成果発表で必要に迫られての搭乗を目指そうとは思っている.(市川)