当教室では、一般的な補綴治療はもちろんのこと、インプラント治療やデジタルデンティストリー、顎補綴、高齢者歯科治療なども実施しているため、研修医や修練歯科医(後期研修医)にも様々な経験や勉強をしてもらうことになります。また、本人の希望と学びたいという高い志さえあれば、補綴以外の治療であっても他科の先生にサポートして頂きながら一緒に治療を実施していけるような臨床教育環境を整えています。
ただ、研修医や修練歯科医には、まずは基本的な症例から担当してもらうことになります。その際も、指導医の元、治療終了時の状態、つまりエンドポイントをきっちりと設定し、治療計画の立案や治療の実施ができるようにがんばってもらいます。
こうした基本的な手技の習得と、考える力の修練を両輪で実施することが重要であり、その土台をきちんと築いていくことで難症例にも対応できるようになると考えています。ここに示すのは過去の研修医や修練歯科医の先生が担当した症例の一部です。難しい症例やアドバンス的な治療にも指導医とのディスカッションやチェックを何度も繰り返しながら治療を担当してもらいました。